君の浴衣姿を初めて見た時
ボクの心臓は
いつもの2倍のスピードで高鳴った…
「縁日にいかない?」
そう簡単に誘ったのはボクだったのだが
こんな誘いに
君は心から応えてくれたんだね
ボクはTシャツでいるのが
とても切なくなったけれど
残念ながら
君を満足させる<縁日に合う服>を
一着も持ってなかったんだ…
ゴメンネ
「何か食べる?」
ぎこちなくボクは聞いた…
「焼きソバがいいかなぁ~」
君はちょっと照れ加減につぶやいた
「よーし 焼きソバを食べよう!
で 食べたら
今度はタコ焼きも食べよう!
そして 金魚すくいをして
最後はわたあめだ!」
ボクはそれらを全部
ゼスチャー入りで説明した
君はクスクス笑いながら
それを聞いていたけれど
突然ボクに寄り添って
そっと腕をつかんできた…
そして
「迷子にならないように つかませて…」
そうポツリと呟いた
Little Essay by Yasutomo Honna
0 件のコメント:
コメントを投稿