「ため息を一つつくと
想い出が一つ消えてしまうの」
彼女が言った…
「もしそうなら
ボクには想い出なんかなくなっちまってるさ…」
と言ったボクは ため息を一つした
「ホラ 又一つ消えちゃった」
彼女は慌てて言った…
そして
「あんまりため息ついていると
想い出だけじゃなくて…
未来までも消えちゃうのよ!
そしたら私までも…消えちゃうじゃない!」
そう言い終わって
彼女は大きく一つため息をついた…
Little Essay by Yasutomo Honna
とても小さな話です。 フィクション・ノンフィクション、それが事実であれ、空想であれ、ある一瞬を楽しんで切り抜いて書きこんでみます。今宵、おいしいお酒を傾けながら一緒に楽しみませんか?それでは「リトルエッセイ」の始まりです…。
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