「ところでいつも聞きたいと思ってたんですが
あなたの仕事は何なのですか?」
彼女は不思議そうな顔をして聞いてきた…
「そんな事知らなくたっていいじゃないですか
今が楽しければそれでいいんですからね…」
ボクはそう言ってビールグラスを持ち上げた
「でも どうしても聞きたいわ
誰にも言わないから ねっ オネガイ…」
彼女は目を輝かせて聞いてきた
「じゃ 誰にも言わないでくださいよ
ふふふ 実は…私は <スパイ> なんです…」
「えっ?スパイ?何のスパイなんですか?」
彼女は驚いて聞き返してきた
「それは言えません スパイなのですから…」
驚いている彼女を横に
ボクは残っていたビールを飲み干した
Little Essay By Yasutomo Honna
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