「どこかに連れてって…」
日曜の昼下がり彼女から電話があった
「それはデートの誘いかい?」
ボクはけだるい声で聞いた
「デートじゃないわよ!ドライブの誘いよ!」
彼女は少しふくれたような声で言い返した
「わかった わかったよ!
じゃ何処に行きたいんだい?」
「そんな事 私に聞かないでよ!
コースは男が決めるものでしょ…」
彼女はまたふくれたように続けた
「じゃボクが決めていいんだね…
それなら海に行って 最後はホテルだ!」
ボクは少しふざけて言った
少しだけ時間が止まって
「あなたって最低ね…」
そう言って彼女は電話を切ってしまった
ヤレヤレ…
今日は違う女性とデートの日なんだよね…
Little Essay by Yasutomo Honna
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