2009年7月17日金曜日

Little Essay 00025 「ア イ シ テ ル」




不思議なくらい 早く時間が流れていきました


「少し じっとしていてくれないか


ボクは自分の時計に話しかけたけれど


ボクの時計も この店の時計も知らぬ顔


君は静かに


ボクが頼んだカクテルを口に運んでいます



君が12時のシンデレラになってしまう前に


ボクはたった一言の言葉を言いたいのです


「     」と たった一言


君に聞こえるでしょうか




Little Essay by Yasutomo Honna





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